秋田県薬剤師感染制御研究会
(APICS)
組織の正式名称
秋田県薬剤師感染制御研究会(Akita Pharmacist Infection Control Seminar:APICS)
沿革や発足の経緯
本研究会は、全県内の病院薬剤師が世話人となり、「薬剤師等の感染制御分野における専門的知識の向上と調査・研究活動の推進を通じて、感染制御専門薬剤師及び認定薬剤師等の認定取得への相互支援や感染制御ネットワークの構築を図り、地域における健康増進に寄与すること」を目的として、2009年4月より発足しました。
代表世話人を秋田県立循環器・脳脊髄センターの村上松太郎先生(2009-2012)、同センター後藤敏晴先生(2012-2020年)が務められ、2020年より秋田大学医学部附属病院の加賀谷英彰が引き継ぎ、世話人10施設12名(2021年8月現在)で運営されています。
会員資格
本研究会の会員は、本研究会の趣旨に賛同した薬剤師等とし、病院勤務者に限らず広く薬剤師に門戸を開いています。
活動内容や特色
主な事業は、年2回(夏、冬)のセミナー開催と世話人を中心とした県内会員施設の抗菌薬使用量(AUD)のデータ集計などです。APICSのセミナーは、2009年8月からスタートして2021年8月で第24回開催となりました。第1回から第7回までは2時間枠で開催していましたが、第8回からは資格取得者を中心としたコアメンバーが企画を担当し、ワークショップを加えた4時間枠に拡大し現在に至っています。抗菌薬使用量調査は、2011年から2015年まで継続して実施してきましたが、今後は、J-SIPHE (感染対策連携共通プラットフォーム)に参加する形に移行していく予定となっています。
このような活動を通じて、発足当時は県内に一人もいなかった感染領域の専門資格取得者も、感染制御専門薬剤師3名、感染制御認定薬剤師9名、抗菌化学療法認定薬剤師10名(うちICD1名)と着実に増え、感染領域に関心を持つ薬剤師の育成に寄与してきたものと考えています。
本研究会を通じ秋田県内の薬剤師の感染制御ネットワーク構築、相互協力が得れております。本研究会への多くの皆様のご参加をお待ちしております。
代表世話人
秋田大学医学部附属病院 加賀谷英彰

